自己治療系の作家は治療が終わると作品が作れなくなる。 [自分の作品考察]
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犬山のキワマリ荘を離れた理由のひとつ:
10周年の展覧会を大家さんが見に来て、こう言った。
ぜんぜん皆が成長してないのはどうしてだ!考えた事有るか!」
治ってしまえば、此処には来なくなるから、
部屋を借りてもらえなくなる。
だから、核心を言わず、
話を聞いて薬を出すだけのダメ医者になっていた。
無自覚に。
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自己治療系の作家は治療が終わると作品が作れなくなる。
それで、社会復帰できれば、万々歳だ!
キワマリ荘で、好例を見て来たから、それはそれでいい。
しかし、私は無理っぽい。
だから、よく考えてみる。
絵が好きだったから、治療に絵画を使ったのだ。
不幸だから絵を描いたわけではない。
それに気づけば、原点に帰ればいい。
と、
考えてから、数年後。
原点に返っただけでは、だめだった。
それだけでは、作品で食べれない。
結局、関東で「0」から始めないといけない。
間に合うかなあ。
10年やれれば、何とかなるんだろうけど。
(何とかならないのは、
努力不足か、努力の仕方を間違えてるか。)
まあ今、日本に居る時点で駄目な気もするが。
「明日やろうは、バカやろう!」
「明日できる事は、今するな!」
どっちにしても、覚悟の問題か。
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