基本的に作家との距離が近い。 [ドローイングについて]

ドローイング作品について:

ドローイング作品は基本的に作家との距離が近い。

まず一つ、
思ったことが反射的にペンや筆を走らせる。
説明的な線や、作業は、ほぼ無い。
自分のその時の感情が、もろに出る。
ゆえに、作品を批判されると、
ダイレクトに自分を批判されてるように感じる作家が多い。
逆に言えば、傷つきやすい人がドローイングを描くともいえる。
さて、なぜでしょう?

二つめは、
鑑賞する時に必要なのは、
作家が、作品を作った距離で観るのが望ましい。
ここで問題になってくるのは、
ドローイングの場合、一般的に作品が小さい。
よって、作家と作品の距離が近すぎる。
大きな作品のように、離れながら描くことはしない。
と、なると鑑賞者は、作品と作家の間(手の長さ)に入るしか無い。
これは、勇気がいる。
そういうわけで、
一般的にドローイングは「好き、嫌い」の様な、
好みで判断する場合が多い。

ただし、
これは、私のように、線に感情を込めるタイプに限定されるかもしれない。



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有馬かおる

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