新聞紙作品1995(第一世代) [newspaper 1995〜]




arima kaoru-b-95-3.jpg











arima kaoru-b-95-07.jpg







タグ:新聞紙

共通テーマ:趣味・カルチャー

金に対しての罪悪感は、 文人画の流れ。 [罠。]




ラスコーとか、絵巻とか、起源を探すことで、
そこから、始まった事になってるけど、

ほんとか?
いいのか?

まあ、よくある原点回帰だけど。
その原点を、こっち(今)の都合で決めていいのかな。

なぜ、今を納得させるために、
出自を過去に求めるのだろう。
問題は「今」なのに。

どうせ、自分の都合の良い事例しか、集めないのに。


後、

起源が一つとは、限らないよね。
現に、今の日本のアートは。

技術とか、ルールは西洋だけど、
精神は中国だよね。

作家がお金に対して罪悪感持ってたりするのは、
文人画の流れです。

金はあるから、好きな絵を描く、さらに、
差別意識あるから、職業画家を非難する。
技術よりも、精神性だ!と、ね。

これね、ほぼ千年さかのぼれます!

でもこれ、
プロパガンダだから、画商が文人画が高く売るための。



今は、本末転倒になって、

不器用をカッコイイと思い、
売れない作品を作り、プライドだけ高い人(俺)をさす。



自分をフォーローしますと、
やってる事(方向性)は、文人画と浮世絵。

たまたま、それは、日本画誕生の際に、里子に出された。

私にとって、これは弱みであり、強み。
君は文人じゃないから、ただの落書き。」は根強くあります。


理想の作品は、一茶の掛け軸。
絵も書も巧くない、けど、自由そして、内容(俳句)は抜群。
なので、

「美」の量産が可能!

ただ、写楽とか、良寛の線は技術を超越した自由がある。
そこにも、引かれる。

そうか、いいかげん、目を覚まして、プロに成れってことか。

相変わらず、言ってる事が飛び散ってるな。
飛び散ってっては駄目なのかなあ。


+




共通テーマ:趣味・カルチャー

gigabelt [GigaBelt 2010〜]




arima kaoru-b-20100424.jpg









arima kaoru-b-20100527.jpg










arima kaoru-b-20100530.jpg






タグ:gigabelt

共通テーマ:アート

アートドラッグセンターこぼれ話(1):絵の凄さ、と、絵ではどうにもならないこと。 [ART DRUG CENTERについて]




アートドラッグセンターこぼれ話(1):

始まりはともかく、最終的に自己治療系の作家が多くなってくる。
どうして?といえば、エログロの作品を作ってると、必ず皆が言うらしい。
「有馬かおるって知ってる?アートドラッグセンター知ってる?」
そうやって、追っ払われ、めんどくさい人が集まってきました。
私が一番めんどくさくて、エログロだったからでしょう。
そして、皆で傷の開示をし、共有し、治療を目指した。

ただ、一人だけ、あぶれてしまった、あぶれさせてしまった。
んん?どこ目線?まぁいいか。



その人は、突然夜中に現れた。

外から私の名前を呼ぶ声が聞こえる。
夜中です。
住宅街です。
誰?
正直、どうしていいのか分かりませんでしたが、
夜中に大声で名前呼ばれたら、出るしかありません。

泥酔。
小柄だが、筋肉質。
多分30代。
知らない人。
誰かに紹介されたみたい。
で、
少し落ち着いた時に、
ポケットに手を入れました。

ゾクッ!。と、するよね普通。

観てくれ」と、何か渡された。

それは、
くしゃくしゃに丸まった広告。
広げると、裏に自分の左手を鉛筆で描いた絵。

分かります?この状況。

もうね、命がけで観ますよ。怖いから。

でもね、
素人が描いた、ただの左手ですから。

言葉を選んでは消し、選んでは消し。
たぶん、自分では10分とかそれ以上観てた感じ。

そしたらね、
泣き出したんです。

こんなに、真剣に長い間観てくれたのは始めてだっ」て。
それは、そうでしょう、私も始めてだし。

でも、
ああ、これで、いいんだ。
それだけでいいんだ。と感じました。

それで、
これからも、俺の絵を観てくれっていうから、
分かりました。でも、
今日みたいな、訪問の仕方は止めてください。
ギャラリーの営業時間に来てください。
「わかった。」と、


それから、どうなったと思います?


しばらく、音沙汰がないなあ〜と思ってたら、
ポストの中に、クシャクシャに丸まった広告発見。
左手の絵。

それが、数回。

ある夜。

声がする。名前を叫んでる。

泥酔の男発見。

いつもの絵。
どんどん、いい加減になってる絵。
少し話す。

数日後、ポストにアレ。

開いて驚いた。

「お前をなぐらせろ!」

え?

なに?これ、恐!

その夜、彼はやってきた。
営業時間に!

そして、私に言う。

「お前を、殴りに来た!」

ぽかーん!。です。
怖いです。
意味が分からんし。

「理由は何ですか?」と聞きます。
当然です。

彼は「分からんのか!」と繰り返す。
私は「分からない。」と繰り返す。
心臓バクバクです。文科系ですから。

「表に出ろ!」
「なぜですか?」

彼は本気でした。
シラフでした。
聞いた話では、カラテをやってるそうです。
彼は本気で殴るでしょう。

理由の無い暴力。
暴力による会話。
今の私には無理。
受け入れる事はできない。

そんな話をしたと思う。

「残念だ。」

「今まで、ありがとう。」

そう言って、握手を求めてきました。



握手。



それ以来、彼は来ませんでした。





絵の凄さ、と、絵ではどうにもならないこと。





蛇足:

実は、後で理由が何となく分かりました。
さすがに私も凹んだので、紹介者に色々聞きにいきました。
もの凄くプライベートな事だし、推測なので書けません。

いやいや、
結局謎のままなのかもしれない。
答えが欲しいから、都合のいい答えにしたのかもしれない。
紹介者に包み隠さず話し、二人で考えたけど、
まったく、分からなかったし、

彼が来てた時、友達とか何人か来てて、
二人の会話を皆が聞いてたんだけど、
皆も意味が分からなかったみたいだし。

っていうか、助けにこいよって話だけど、
「だって怖かった」じゃない!だろ。
「なんかあったら、助けに行く、つもりだった!」?
何かあったら、遅いんだよ!

もう、文科系は!






http://artdrugcenter1996.blogspot.com/





共通テーマ:アート

アートドラッグセンター10年史 [ART DRUG CENTERについて]





誰も待ってなかったし、気にもしてなかったと思いますが、
アートドラッグセンター10年史」1996−2006年(犬山まで)制作しちゃいました。

http://artdrugcenter1996.blogspot.com/

大変疲れました。

この情報社会において、何がどう転ぶかわかりませんが、
無いよりは、いいだろう。ってことです。

制作していて分かった事は、
本当に多くの方に、支えられてたんだ!ってことです。
この場を借りて、お礼を申し上げます。



今、私自身は、関東で一から始める感じになってて、
くじけそうですが、何でも10年やれば何とかなる!はずです。

年齢は関係ない。
言い訳に使いたくない。

???


なぜ、こんなテンション?!


で、

おわってみる。






タグ:ART DRUG CENTER

共通テーマ:アート

gigabelt [GigaBelt 2010〜]







arima kaoru-b-20100406.jpg










arima kaoru-b-20100439.jpg







タグ:gigabelt

共通テーマ:アート

起源の逆算による本末転倒。」が、原因。 [罠。]





最近、人物を描いてるんだけど、
これは、イラスト的すぎる」とか、
これは、マンガ的すぎる」とか、
思う事があって、

それは何を感じて言ってるんだろう?って、
思うわけです。

今のマンガは行間が大切だと思うし、
イラストは、広告になってないといけない。

一コマのマンガや、
広告になってないイラストは、ただの絵。の、
はずなのに。

では、何を観て、**的」と思うのか。

デフォルメだったり、
説明的っだったり、なのかな。

ある方向性を突出させる。
鑑賞者を誘導する。
消費性の高いファッション。

お腹いっぱい食べても、明日の朝には腹が減ってる。
それが消費文化だし、経済だけど、

でも、これは、**的」とは関係ないな。

江戸時代とか、かなりカワイイのあるし、
浮世絵とかどうなのかな。


、、、、、、、、、、、、、。


分かった。


今現在、マンガとイラストはジャンルが確立されている、からだ。
で、それに、近づいてはいけない」って言う、防衛反応だ。
可能性を自分で狭くしてる。


決まりだな。

受け入れて、言葉では無く、血や骨にしよう。


そして、
今回の疑問は、


起源の逆算による本末転倒。」が、原因。













共通テーマ:アート

gigabelt [GigaBelt 2010〜]




arima kaoru-b-20100556.jpg











arima kaoru-b-20100555.jpg











arima kaoru-b-20100557.jpg









タグ:gigabelt

共通テーマ:アート

今」を消費させ、未来を考えさせない。 [罠。]





元締めは、どちらが勝っても儲かる。


世の中を二元論でまとめておくと、
仕掛けが作りやすいだろうな。

今」に集中する。
集中させる。

そうすれば、先の事を考えなくなる。
考える事をしなくてすむ。

発想から思考から、
二元論でがんじがらめ。

信じる、信じない。
好き、嫌い。
勝ち、負け。
金持ち、貧乏。
賛成、反対。
本当、嘘。
善、悪。

これは、罠じゃないか。

とにかく二元論に持ちこめば、

確実に区別が生まれ、
差別に発展するモノもある。

今」を消費させ、未来を考えさせない。

競争をしこみ、
達成感と挫折感を生み出す。

例えば、

50年後の未来を考え、こうどうする。
その行動を「良し」と思わない人が、
目の前にある「不幸」を騒ぐ。

世の中に善悪を問えば、
目の前にある「不幸」をすぐに対処しないといけない。
それにかかる、人、お金、時間。

どんなところにも、問題はあり、
解決による達成感はあるだろう。

気がついた時には、もう遅い。





道を歩いてると壁がある。
壁を壊す。
また壁、壊す。
繰り返す。

道が左右に分かれてる。
三叉路。

その時、

塀を壊して、直線に進む考えは浮かぶんだろうか。
そして、今迄、出てきた壁はフェイクだと思えるだろうか。






矛盾と迷宮。


小さい頃から友達でも、サッカーボールの様にはいかないね。
と、サブカルで落とす。


いま」という時間の幅をどれだけ広げられるか。

それがカギかな。









共通テーマ:アート

gigabelt [GigaBelt 2010〜]









arima kaoru-b-20100523.jpg











arima kaoru-b-20100524.jpg








タグ:gigabelt

共通テーマ:アート

コンビにの立ち読みで、泣きそうになる。 [日記]




たまにあるよね、コンビニで泣きそうになる時。

さっき、コンビにで宇宙兄弟読んでて、
ぐ!」っときたから、最近の私のマンガ事情。





今、単行本を買っているマンガ。

少女ファイト:日本橋ヨヲコ
ちはやふる:末次由紀
宇宙兄弟:小山宙哉
三月のライオン:羽海野チカ
7 SEEDS:田村由美
よつばと:あずまきよひこ
駅から5分:くらもちふさこ

意外に、あるので、自分がびっくりした。





ここ5年で凄いな!と思ったマンガ

not simple(全1巻):オノナツメ

久しぶりにジャケ買いしたマンガ。
内容、絵全てに置いて、想像を超えてきた作品。
最後の最後のページまで作り込んでます。

傑作です!

G線上のヘブンズドア(全3巻):日本橋ヨヲコ

何きっかけか忘れたけど、当時はIKKI購読してたから、、、
それは、ともかく、

この作品の熱量は半端じゃない。
全ての表現者のバイブルのひとつ。

5年前くらいから、
女性作家の描く女性ならではの「あり」方が、
表現されてるマンガに興味がある。

男の様に生きる女性」とか、王子様に女性が成るとか、
結局、男目線。

しかし、変化が現れ始めた。

母系社会にレッツゴーなのです。











共通テーマ:アート

わらばんし [roughpaper 1999〜]


共通テーマ:アート

絵を描くこと(アート)が宗教に成った日 [アートが宗教に成った日]





絵を描くこと(アート)が宗教に成った日:



0歳

1969年、アポロ月面。


7歳

背が低く(一番前)、すぐに泣く子供だった。
ので、柔道を習い始める(強制)。

市内では、いつも二番だった。
同じ道場にライバルがいて、必ず決勝で負けていた。

クジ負け(決勝戦で!)は三回あり、やっと勝てるようになったら、
隣町に県大会で二位に成るような新人が現れた。



両親が共働きのせいか、月水金と火木土の二カ所の道場に通わされ、
心から運動が嫌いになり、中学では将棋部に入り、身長が30cm伸びた。
最低でも三手先は読めよ!」よく怒られた。

12歳

自由勉強で、写楽や広重の模写をする。
皆は漢字や算数ドリルをやってきていた。

絵描きになろうと思った最終決断は、
この事を思い出したから。

14歳

学校から帰って、テーブルで食事をしていた。
居間で母方の兄弟が、借金の話をしていた。
おじさんが「俺は馬鹿じゃない、皆に迷惑はかけない!」と。
今でもはっきり覚えている。



三ヶ月後
ヤクザ(当時は、そう思った。)が来た。
おじさんが夜逃げしたらしい。

連帯保証人だった父は、差し押さえに成る前に、家を売りに出す。

15歳

修学旅行から帰って来た時、玄関に電気が点いてなかった。
それだけで、恐怖のどん底に落ちる。

その頃から、頻繁にバイヤーがお客を連れて、家を出入りするようになる。

私が風呂に入っている時、いきなり扉を開けられ、
ここが風呂場です。」ってバイヤー。
若いカップルだった。女は口に手を当てて笑っていた。
私は心の中で「お願いします。」と言い、頭を下げた。

が、しばらくして爆発。

居間でテレビを見ていた父母に怒鳴った。
しょうがない」と母が涙目で言う。
布団の中で丸まって泣くしかなかった。



当然、トラウマになった。
そして後に、この種がキワマリ荘やアートドラッグセンター(1997−)になり、
ワタリウム美術館での展覧会” to the living room ”(1998−9)に変化してゆく。

16歳

引っ越し。
ゲームプログラマーになろうと、工業高校の情報処理科に入学。
すぐに働くつもりだった。

 ガンダムの影響は大きい。
 なにしろ主人公は、今で言うギークのサラブレッド。
 ちなみに、ドラクエ発売は1986年(17歳)。

紙テープ、カセットテープ、フロッピーディスクと三年間で、
記憶媒体が急激に変化した時代。

今も思考時は、フローチャートを書く。



高校の写真は無い。

この三年間で、
友人、親戚、何も言わない両親の連続攻撃により、
「バカでブサイクで何の取り柄も無い」存在になる。

生徒手帳に「オレは落伍者だ!」と全ページに書いてあったのを、
クラスメイトに見られたこともある。

毛深く脂性でバスケットボールの様なニキビ面、
いつも麻雀をしていて、いつもカモだった。
この時期から、鏡を見れなくなる。



コレも後にトラウマとなった。
比較、競争、私を点数にするもの、順位を付けるモノ全てを嫌った。

17歳

高校では、授業で美術が無かったので、美術部に入る。
夏休みでも学校に通い部室で絵を描いていた。

まったく授業について行けなくなって、
友人とドベを競う。
凄い事に一度も勝てなかった。

これが意外に難しい、赤点取ったら留年だし。

美容師になろうと、資料請求をしたら、
連絡が学校に行ってしまい呼び出される。

近くに名古屋造形短大があり、そこを進められる。
家庭の金銭問題にも明かりが見え始め、進学の許可がおりる。
コップを作りたいと思い、プロダクト(工業製品)コースを受ける。

18歳

プロダクトデザインコース入学。
あまりにも、皆よりも絵がヘタだったので、絵を描かなくなる。

代わりに、文章を描きだす。
高校の文章表現の授業で、褒められたこと、
恋をしたこと、本を急に読むようになったから、かもしれない。



この頃、
弟のバイクを、壊す。
しかし、謝らなかったし、修理代すら払わなかった。

弟から、一言も無かったし、時間が流れて、そのまんま。
弟は、ハンサムで性格が良く、友達も多かった。
私は、何時の頃からなのか、始めからなのか、
人として大切な何かが、欠けていた。

結婚前、「あなたは、謝る心を持ってない、意味も解ってない!
謝る事と、許してもらう事も違う!」と、激怒される。

理解するのに、ひどく時間がかかった。
今からでも遅くないと信じたい。

19歳

人間不信だった。
ゲッペルスの伝記をいつも持ち歩いていた。
人間が憎かった嫌いだった。

学校を支配しようとして、友人と自治会に入る。
昭和最後の芸祭実行委員長に成る。

テーマは「69」。



この短大は、当時、移転したばかりで、生徒も先生も過去を見ていた。
短大と言う環境は、歴史が二年で更新される。継続が非常に難しい。

私は、何もかも打ち壊して再生をしよう!と思う。
が、いきなりは無理が在る。
そこで、本番前の準備?をテーマにした。
この頃から、0を1にする事が好きみたい。
誰とも比べられないし。

その結果、表現に目覚める。
考えた事が、現実に成ってゆく喜び。
感謝される喜び。
そして、ゲッペルスの本を燃やした。

この時期、
バカでブサイク」がブレイク、人生最大のモテ期。

もともと、バカと言われたのは、
圧倒的な記憶力の無さと、同じ事をやらしても同じにならない事。

見方を変えると、
何にも捕われることなく、人と違う事ができる。

大逆転!

この頃、夢を叶えるためには、どうしたら良いのか考えた。
昼にカレーが食べたいと思ったら、カレーを食べる。
見逃しそうだが、これも夢の実現。
駄目人間だったから、そんな所から始めた。

で、
調子に乗って、金髪(当時校内で一人しかいなかった。)にし、
学生服を着て(アレルギーなのに)タバコを吸い、学食にいつく。
クラブを作り、イベントでお金を稼いだり、校内で演劇を公演したり、
してたら、留年した。

20歳

家族会議で、「お前に財産を一円もやらん」って言われる。

弟が親の後を次いだ。
それ以降、露骨に差別が進み、友人の家にいりびたり。

今考えれば、当たり前の事」っと思えるが、当時は荒れた。



この頃、絵を描き始める。
タイトルが常に長かった。
後に絵の中に書く様になり、短くなってゆく。
学内で展覧会を数回開く。

卒展では、目をつぶって制作した茶碗を発表。

この子のやってる事は、さっぱり分からん。」と、
ある先生が採点中に話してるのを、たまたま聞く。
目が合って、先生慌ててたなぁ。

助手の人から、お前の点数の開き方は凄いぞ!」って、
言われた事もある。

ただ、最終的評価って、足して割るから。



21歳


就職し、一人暮らしが始まる。
何もできない自分に啞然とする。





魔法が解けた。





何をしていいかわからない。
何にむいているかもわからない。




22歳




あるモノは何人もの借金を立て替え、
最終的に、すべて失った。
なぜ生きて行けるのだろう?」と本気で思った。


あるモノは、欲しいモノ」を手に入れるため、
それ以外の全てを捨てた。









いま、おもえば、

やりたいことを、やりぬいただけ。



でも、


そのころは、




23歳




神棚を破壊。





何も無くなって、自分も無くなった。





絵を描いている」自分に気づく。








そして、





絵を描くこと(アート)が宗教に成った。


























マイカテゴリー:タグ「いままでのこと」へ、つづく

http://arimakaoru.blog.so-net.ne.jp/archive/c2301048258-1











共通テーマ:アート

崖から落ちZONEに入った。 [自分の作品考察]





スキーをしていて、崖から落ちZONEに入った事があります。
ZONEとは、スポーツ選手や死ぬ間際に突入する精神状態らしく、
余分な情報が整理され、目の前がスローモーションになったりする、らしい。

私の時は、「あの枝につかまらなかったら、死ぬなぁ」と思った時、
白黒でスローモーションになり、
枝をつかんだとたん、色と音、スピードが戻りました。
で、何が言いたいか、

例えば、戦国時代。
常に、生死がそばに有った決闘時、お互いにZONEに入っていたなら。

想像するだけで、ゾクゾクします。
これは、時間や精神をコントロールする技術です。
究極の集中力!

そんな絵画がたまにある。
それは、止まっているのではなく、過去と未来を繋ぐモノ。




蛇足:
崖から落ちたのは、始めてのスキーだったのに、
友人が、もうなれたでしょ、帰りは上級コースでいいよね!って。
そして、見事に、落ちた。

必死に下りて、友人に詰め寄った。
その時、言った友人の言葉が凄かった!

有馬さんは、死なないよ、マンガだから。」

一同爆笑。




タグ:zone

共通テーマ:アート

だらけ人生の幕開け。 [日記]




前歯のせいで、一生が狂った。

小学生の私は不潔だった。
髪は月に一回、床屋さんで洗う事だったし、
歯なんて磨いた記憶が無い。
年に一回、学校の診断書をもって歯医者に行けばいい。と、思ってた。

そして、その時が来た。
歯医者が前歯の虫歯を治療し忘れた。
母親が、治療費が思ったより安かったと、
靴を買ってくれた。

カガミを見る習慣がないから、気づかない。
そのうち、激痛。
同じ歯医者に行ったら、なぜもっと早く、
来なかったのかと叱られた。

それは始まりっだった。
12歳で、前歯が一本差し歯に成った。
さすがにショックを受け、歯を磨くようになる。

16歳の時、差し歯からばい菌が入り、歯肉炎になる。
慢性になり、医者が気づいたときは、膿みが歯を溶かし、
ソコが病巣に成っていた。

私の周りに8人ぐらい来ての大手術。
歯茎をめくり、歯の根っこを、ノミと木槌で削り取る。

カンカンとんとん。
カンカンとんとん。

麻酔を何本も打ったが、利かなくて、最後には「我慢しろ!」。
看護婦はみんな泣き始めるしまつ。
当然私の目からは涙が止まらない。

強烈な痛みがリズムのように体に入ってくると、体に変化が起こる。
痛みを欲しがるのだ。医者が休憩?か何かで、手を休めると、
木槌のリズムで体が反応する。さあ来い、どんどん来いと体が叫ぶ。
脳の中で+ーゼロみたいな事してるんだろうか。

人生であれほどの痛みを、今の所、味わってない。
しかし、病巣全摘出はできなかった。
それすると、歯が抜ける、と。

20歳、この間も、定期的に膿みは貯まっていた。
とくに、徹夜。
一晩で次の日激痛。
歯医者通勤3ヶ月の3万出費。

この頃、この土台は30歳までもたないね。」と言われる。
恐怖のあまり、しばらく歯抜けの夢を何度も見る。

徹夜禁止。疲れる事禁止。
仕事も遊びもだ。


これが、だらけ人生の幕開けでもある。






共通テーマ:アート

gigabelt [GigaBelt 2010〜]





arima kaoru-b-20100438.jpg






タグ:gigabelt

共通テーマ:アート

前にも後ろにも道がない。 [日記]




ノートからの抜粋:


オレには才能
オレにはセンス
オレはスゴイ
暗示
心細い
ガンバレ
ガンバレ

アナタには才能
アナタにはセンス
アナタはスゴイ
有頂天
慢心
ガンバレ
ガンバレ


1993/01/12
 






森だ。
前にも後ろにも道がない。
迷ったんじゃない。
空が見える。
大地が見える。

ここから、はじめよう。





なにもいらないかんがえない

とてつもなくよわくなる





しょうひではない
いろを
おとを
ともを
こいびとを
しょうひではない
わたしを





こころはことばを
にくたいはなみだを
いきるために
のこすために
きみのために


1998/00/00






タグ: 有頂天 慢心

共通テーマ:アート

自己治療系の作家は治療が終わると作品が作れなくなる。 [自分の作品考察]





犬山のキワマリ荘を離れた理由のひとつ:


10周年の展覧会を大家さんが見に来て、こう言った。

ぜんぜん皆が成長してないのはどうしてだ!考えた事有るか!」

治ってしまえば、此処には来なくなるから、
部屋を借りてもらえなくなる。
だから、核心を言わず、
話を聞いて薬を出すだけのダメ医者になっていた。

無自覚に。





自己治療系の作家は治療が終わると作品が作れなくなる。

それで、社会復帰できれば、万々歳だ!
キワマリ荘で、好例を見て来たから、それはそれでいい。

しかし、私は無理っぽい。
だから、よく考えてみる。

絵が好きだったから、治療に絵画を使ったのだ。
不幸だから絵を描いたわけではない。

それに気づけば、原点に帰ればいい。

と、


考えてから、数年後。


原点に返っただけでは、だめだった。
それだけでは、作品で食べれない。

結局、関東で「0」から始めないといけない。
間に合うかなあ。

10年やれれば、何とかなるんだろうけど。

(何とかならないのは、
努力不足か、努力の仕方を間違えてるか。)

まあ今、日本に居る時点で駄目な気もするが。

「明日やろうは、バカやろう!」
「明日できる事は、今するな!」

どっちにしても、覚悟の問題か。







共通テーマ:アート

gigabelt [GigaBelt 2010〜]






arima kaoru-b-20100564.jpg











arima kaoru-b-20100563.jpg











arima kaoru-b-20100562.jpg











arima kaoru-b-20100569.jpg












arima kaoru-b-20100559.jpg






タグ:gigabelt

共通テーマ:アート

うつくしさ」とは、発見なのか創造なのか。 [自分の作品考察]

+


いつも考えてしまうのは、

うつくしさ」とは、発見なのか創造なのか。
どっちもなんだけど、

絵描きとしては最終的に創造にもってかないと。
きれい」と「うつくしい」は違う。

机の上を「うつくしくしなさい!」とは言わない。
きれい」な人と「うつくしい」人。



+




共通テーマ:アート

理由が欲しいのは私だ。 [日記]



本日は、ちょっと暗めの3本です!




あまり欲がない。
所有する事が、とても怖い。
借りを作る事も。

盗られるのが怖いから。
盗られないモノが欲しい。

それは、
お金では買えないものだ。
お金に換えられるものは、盗られてしまう。

そうした考えは、
所有しているモノへの執着が増幅してゆく。
人を信じてないから、
他者との貸し借りを一切しない。
人を信じないのは、本当は信じたいから。
だから、騙されやすくなる。

縛られるとは、そういう事だ。

無欲も信じないことも放置すれば、
本末転倒人生ができあがり。

トラウマのあつかいは難しい。





今、目の前にあるモノたち。
私を通して、やっと繋がる線。
モノとモノは繋がらない。
必要なモノしかない。
宝箱。
その中に私もいる。

風音、遠くから聞こえる車の音、流れてくるテレビの音、
老人の咳、カラスの声、草木がこすれ合う音、パソコンの起動音。
同時に起こってるのに、同時に聞こえない。
箱の外には音が在る。何も見えない。

今の私には、調和が無い。






毎日部屋の窓から、ミカンの木(野生)を眺めていた。
花が咲き春になり、朝になるといっせいに虫が騒ぎだす。
葉っぱの重なりが風を知らせる。
鳥が来て「ぎゃー」と鳴き始める。
蜂が来るカナブンが来る、バッタ鈴虫蚊蝶甲虫。
朝には朝の、夜には夜の虫音。
花が、緑の実になって上に伸びてゆく。
果実は重みがまして下に垂れ下がり色づく。
いつしか、その上に雪が積もる。
食べきれないほどのミカンがなり、夜な夜なドサッドサッと大地に帰る。
そんな時間を何年も過ごした。
絵を描きながら過ごした。

ミカンの木に存在理由は無い。
そこに在って、生があって、育んで全てが球に成って理由が無い。

理由が欲しいのは私だ。



2004/02/08





共通テーマ:アート

gigabelt [GigaBelt 2010〜]




arima kaoru-b-20100542.jpg






タグ:gigabelt

共通テーマ:アート

gigabelt [GigaBelt 2010〜]





arima kaoru-b-20100407.jpg







タグ:gigabelt

共通テーマ:アート

1997:名古屋では革命だったと思う。 [自分の作品考察]




1997:

アートドラッグセンター(キワマリ荘内)でした個展、
神の生活」(1996−7)が美術手帳のレビューに載った。

arima kaoru-b-970400BTreview.jpg


それを見た、ワタリウム美術館のキュレーターが資料請求。

三ヶ月後。

どうなったか知りたくて電話。
どちらさまですか?」と言われ、東京に行くことを決める。

三度目くらいに新聞紙の作品(第二世代)を見てもらう。
そして、展覧会が決まった。

名古屋では革命だったと思う。

貸し画廊10年、企画画廊10年、
美術手帳、美術館、作品買い取り、学校の先生。のレールが、

作家が自分で画廊を持つ、美術手帳、美術館。飛び級したのだ。

他の作家が黙ってるわけは無く、
次々に作家のスペースが生まれ、
貸しギャラリーが減る。



当時まだ、作家が作品で食べて行けるとは、誰も思ってない。から、
好きなことできた。そのためのスペースだった。

今は、その言い訳ができないから、つらい。

それはともかく、
Tさんが美術手帳にレビューを書いてくれたのが始まりだ。
それこそが革命。

言葉の力。
言葉によって、何もかもが変わってしまう。

感謝と恐怖。

arima kaoru-b-神の生活01.jpg




arima kaoru-b-神の生活02.jpg






共通テーマ:アート

「鑑賞と忍美。」展 [自分の作品考察]




「鑑賞と忍美。」展

2000/09/01 〜 2001/01/28

入場料 500円


当時、作品を売る気が無くて、
でも、収入は欲しい!ので、

1998年から入場料をもらってました。
最初は300円、2006年には1000円になってました。
いつも入場者数は200人くらいだったかな。

名古屋で色々やって、
唯一誰も乗ってこなかったのが、入場料の導入。

色々意見の分かれる所なんでしょう。

は、さておき、その時のDM




arimakaoru-b-shinobiDM.jpg






DMに書いてあるとうり、
今は”愛と自律”の獲得に奔走中なう。

そう言えば、
こんなこと考えないで、絵だけ描け!」って言われたなぁ。




共通テーマ:アート

神棚を壊した頃。 [Art dracula series1997]




神の生活」、「アートドラキュラ」の頃

神棚を壊した頃。人間不信のピークの頃。


幸か不幸か「死にたい」と、思った事が無い。
なぜ生きてるんだろう」と考えてしまう。生きる事は前提だ。
だからだろうか、「全てを受け入れる」方向性に成ってゆく。

生きやすく成るためなら、何でもしたと思う。
逃げる」、目標をもつ」、指図される」、人格を分ける」など、
様は「人生ゲーム」。

ただ、私の場合、逃げきれちゃって、そこを守るという、
不思議な構図になったのだけれど。
例えば、「キワマリ荘」とか。で、腹くくって、

それでも いきてゆかなければ ならない」に成ってゆく。

あと、精神修行みたいなもの、とかした。
私の場合は「弱点(コンプレックス)」の開示だったけど。
隠すために必要なエネルギーを減らした。
始めのうちは、皆が気持ち悪がる。
弱者ぶるな!」とか?傷口を見せびらかすな!」とか?

でも、どうしようもないのです、
その時のその人(俺だけど)には、そうして、
生きてゆくしかなかったのです。





怖いけど、この頃はとてもピュアです。
最初に強く抱きしめてくれた人の所に行ってしまいます。

そこに、善悪はありません。
そういう意味でも、私は出会いに、とても恵まれています。

その成果があって、「その事」に慣れ始めます。
本当に、言わなく成ります。

慣れというか、飽きる!。

時間かかるけどね。





共通テーマ:アート

ポスター [自分の作品考察]



ポスター:

2008年に制作し、カフェイン水戸に出品。



kaoru arima-b-2008ポスター02.jpg





これは、作品が風景に成って行くイメージ。




kaoru arima-b-2008ポスター01.jpg





これは、風景が作品に成って行くイメージ。

不思議なことに、
両方好きという方はいませんでした。
片方好きだと、片方嫌い。

良かったじゃないか、
色んな人を、満足させることができる。
と、
思うでしょ。
私も思いました。


でも違いました。
一緒に展示すると、
何が言いたいのか分からない。」
みたいで、

鑑賞者も私も困惑。

なぜだろう?と考えました。
私は両方好きで理解できます。

正確に言えば、
その頃に、モノの見方が少し変わりました。

これは、運がいいのか悪いのか。










共通テーマ:アート

これは罠だ。 [罠。]

最近、というか、何年か前からだけど、
美術館とかギャラリーから、はみ出したものが、
面白いって言う人が増えてるんだけど、

そもそも、美術館の枠が無いと始まらない話だし、
そもそも、「そこ」でやってるわけで、

校則を守らないヤンキー。

ぐらいのことでしかない。

これは罠だ。

そもそも「アートは全て」だ。
全にして個、個にして全」ってやつだ。

それを食い散らかして、骨だけ残して、
後は、コンセプトです。とか、
ゲームです。とか、

絶対罠だ。

アートは分けたら、無くなるものではない。
海だから。



この一ヶ月、

blog、Pixiv、Twitter、facebook、ニコニコ、
その他色々なものに、ログインした。

そして、わかったこと。

私も含め、これは叫びだ。

「人が生きるとは何か」

個が強くなった現代に置いては「私」でもいい。

「生きる」ことに、コンセプト(目標)がいる。
「生きる」ために、ゲームに参加しなくちゃいけない。

全て罠だ。






馬の屁に目覚めて見れば飛ぶ蛍(一茶)




















ただ、私は貧乏だけどね♡






共通テーマ:アート

有馬かおる

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。